創業明治三十九年 仁生堂薬局 東京千住

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2020-07-26

第70話 『子午琉注と養生(3)午の刻~未の刻』

 「子午」は時刻。「琉注」は人体の十二臓腑(経脈)の気血の運行。一日24時間の臓腑気血の時刻に対応する運行を表したものが子午琉注です。中医学的な視点でご紹介するシリーズ三回目です。

午の刻:11時~13時
心経が旺盛な時間。陽が極まって、その後は陰に移行してゆく時間帯でもあります。陰への移行をスムーズにするためには、午後の最初にゆったりした時間を少しだけ取りましょう。食後の休憩が自律神経の自然な働きを整えます。
 動悸や胸の違和感が気になる方は、心陽を落ち着けるカルシウム、気血の流れを整える香りのよい野菜果物や青魚、香りと苦みの春菊・銀杏・フキなどの食材もおすすめ。

未の刻:13時~15時
小腸経が旺盛な時間。胃から送られてきた食物を更に消化し吸収して、栄養素は脾へ、余分な水分は膀胱へ、不要物は大腸へ送り出します。消化器が弱い方はこの時間にゆっくり過ごすとよいでしょう。
また、肝経の対角の時間でもあるので、ストレスが多い方は、肝気を整えるマイカイカ、オレンジ、カモミールやラベンダーの香りを楽しんではいかがでしょうか。

令和2年7月17日 足立よみうり掲載

PDF 200717漢方豆知識子午琉注(3).pdf

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