漢方豆知識

第43話　『気滞度チェック』

　　春は枝葉が伸びる季節。人間も、気持ちが伸び伸びしないとストレスがかかり、いやな症状が現れるようになります。それが春に陥りやすい「気の滞り」です。

いくつチェックが付きますか？
<気滞の症状>
□憂鬱
□不安やイライラ
□胃やお腹の張り、ゲップやガスが多い
□生理前の胸の張り
□のどの詰まり感
□ため息が多い

　そして、この気滞が進むと、血や脾（胃）を巻き添いにしてゆきます。
<血の症状>
□生理痛・月経の不調
□肩こり
□目の下のクマ
□痛みやシコリ
□頭痛
□めまいふらつき
□髪や肌の乾燥

<脾（胃）の症状>
□便秘・下痢
□過食・食欲不振
□胃痛
□膨満感

　逍遥散（しょうようさん）、血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)、柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)など、気滞とそのほかの症状も一緒に緩和する漢方薬があるのです。

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