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2025-03-09
2025-04-05
自覚できる症状は主に月経のような出血で、特に閉経後にもかかわらず出血が見られる場合には注意が必要です。その他にもオリモノの異常や下腹部痛、排尿痛、性交痛や性交時出血などがあらわれることもあります。
治療は状態によって、摘出手術、放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン療法が行われます。
漢方薬での対策は、初期であれば、おりものや出血の様子を確認しながら、子宮内の気血の流れを整えて不要なものがたまらないようにしてゆきます。他の臓器への転移予防も大切になります。進行期は脾胃の働きを補いながらやや積極的に抗腫し、湿熱や熱毒を取ってゆきます。末期はがんと戦う力を補いながらつらい症状の緩和や、病院での治療による副作用の緩和も目標に処方を選んでゆきます。
令和7年4月4日 足立よみうり掲載 店主 国際中医師 阿部佐知子
第127話 『子宮体がんの漢方ケア』
子宮体がんは子宮内膜に発生する癌です。卵胞ホルモンによる影響が大きく、50~60代での発症率が高くなります。自覚できる症状は主に月経のような出血で、特に閉経後にもかかわらず出血が見られる場合には注意が必要です。その他にもオリモノの異常や下腹部痛、排尿痛、性交痛や性交時出血などがあらわれることもあります。
治療は状態によって、摘出手術、放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン療法が行われます。
漢方薬での対策は、初期であれば、おりものや出血の様子を確認しながら、子宮内の気血の流れを整えて不要なものがたまらないようにしてゆきます。他の臓器への転移予防も大切になります。進行期は脾胃の働きを補いながらやや積極的に抗腫し、湿熱や熱毒を取ってゆきます。末期はがんと戦う力を補いながらつらい症状の緩和や、病院での治療による副作用の緩和も目標に処方を選んでゆきます。
令和7年4月4日 足立よみうり掲載 店主 国際中医師 阿部佐知子