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2025-02-09
2025-03-09
症状は、長引く咳、痰、血痰、喀血で数年から十数年かけてとてもゆっくり進行します。西洋医学での効果的な治療法は確立されていないため、完治が難しく、長期にわたる抗菌薬の服用が必要になることが多いようです。
中医学での肺マック症の対策は痰や咳の様子、肺や全身の力の程度、胃腸の具合、足腰の様子、冷えやほてり、睡眠状態などから効果的な処方を選んでゆきます。例えば、白や透明な痰が多く出る場合は蘇子降気湯、黄色い痰なら竹筎温胆湯や小陥胸湯、息切れや口の渇きがあり足腰が弱い場合には味麦地黄丸などを選びます。そして更にその清熱解毒作用で昔から感染予防に利用されてきた金銀花、菊花、板藍根、大青葉、蒲公英などを日々のお茶として取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
令和7年3月7日 足立よみうり掲載
第126話 『肺マック症』
肺マック症は、土や水の中に自然に生息する菌からの感染症ですが、結核菌のようにヒトからヒトへうつる菌を除いた非結核性抗酸菌感染の多くがこの肺マック症に当てはまります。症状は、長引く咳、痰、血痰、喀血で数年から十数年かけてとてもゆっくり進行します。西洋医学での効果的な治療法は確立されていないため、完治が難しく、長期にわたる抗菌薬の服用が必要になることが多いようです。
中医学での肺マック症の対策は痰や咳の様子、肺や全身の力の程度、胃腸の具合、足腰の様子、冷えやほてり、睡眠状態などから効果的な処方を選んでゆきます。例えば、白や透明な痰が多く出る場合は蘇子降気湯、黄色い痰なら竹筎温胆湯や小陥胸湯、息切れや口の渇きがあり足腰が弱い場合には味麦地黄丸などを選びます。そして更にその清熱解毒作用で昔から感染予防に利用されてきた金銀花、菊花、板藍根、大青葉、蒲公英などを日々のお茶として取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
令和7年3月7日 足立よみうり掲載