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2023-11-18
2024-01-19
2023-12-16
マイボーム腺機能不全の分泌減少型は脂質の分泌が減ることで目が乾き、ドライアイ、疲労感、不快感、異物感、痛みなどの原因となります。
一方、分泌増加型は脂質が過剰に分泌されることで粘つき感の原因となります。
マイボーム腺の詰まりや感染による霰粒腫や麦粒腫は赤く腫れてしまいます。
日本人に多い減少型の場合は杞菊地黄丸、滋腎明目湯、清肝明目湯、四物湯、麦味散顆粒など、目の潤いを補い、目に血液や栄養を送り届けることで分泌を増やし乾きを予防する処方を選びます。
増加型の場合は竜胆泻肝湯、茵蔯五苓散、加味平胃散、山査子製品などで体内のネバネバした老廃物をお掃除しながら過剰な脂質の分泌を減らします。
身体の中から作用する漢方薬が、目薬で解決しない目のトラブルの助けになるかもしれません。
令和5年12月15日 足立よみうり掲載
第111話 『目のトラブル マイボーム腺機能不全』
上下まぶたの内側、まつげの付け根に20~40個ほど点在するマイボーム腺は、脂質を分泌して涙液と混ざることで涙の蒸発を防ぎ、まばたきの摩擦を減らすなどの働きをします。マイボーム腺機能不全の分泌減少型は脂質の分泌が減ることで目が乾き、ドライアイ、疲労感、不快感、異物感、痛みなどの原因となります。
一方、分泌増加型は脂質が過剰に分泌されることで粘つき感の原因となります。
マイボーム腺の詰まりや感染による霰粒腫や麦粒腫は赤く腫れてしまいます。
日本人に多い減少型の場合は杞菊地黄丸、滋腎明目湯、清肝明目湯、四物湯、麦味散顆粒など、目の潤いを補い、目に血液や栄養を送り届けることで分泌を増やし乾きを予防する処方を選びます。
増加型の場合は竜胆泻肝湯、茵蔯五苓散、加味平胃散、山査子製品などで体内のネバネバした老廃物をお掃除しながら過剰な脂質の分泌を減らします。
身体の中から作用する漢方薬が、目薬で解決しない目のトラブルの助けになるかもしれません。
令和5年12月15日 足立よみうり掲載