創業明治三十九年 仁生堂薬局 東京千住

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2017-10-23

第38話 『尿もれ・頻尿』

 寒い季節になると尿もれや頻尿が気になる場合、その原因は、腎陽虚(じんようきょ)かもしれません。
 中医学で考える腎陽虚とは、尿もれや頻尿、冷え、足腰・骨の弱り、白髪や抜け毛、難聴や耳鳴り、ホルモン活動の低下、生殖・成長の衰退、免疫力・体力の減弱、健忘、水分代謝異常などを幅広く意味します。
 腎陽虚の尿もれに使用する代表的な処方は八味地黄色丸(はちみじおうがん)や牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)になります。
 これらの処方は、腎や膀胱の力をつけることで、尿もれや頻尿を軽減し、冷えに伴う腎陽虚の症状を幅広く改善してゆきます。
 不老長寿、アンチエイジング漢方の一つといえます。
 また、胃腸虚弱や体力低下があれば、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や生脈散(しょうみゃくさん)を合わせる事で、肺脾の力が付き、尿もれ・頻尿にも、より効果を発揮します。
 五臓六腑の肺脾腎が体内の水道調節を司りますが、上部蓋役の肺、水路運行役の脾、水を生み出す泉でもあり、下から排水もする腎、それぞれが役割を担っています。肺の力をつけることで、上部で蓋がピッタッと閉まり、下からの水漏れを防ぐこともできるのです。
 

PDF 「尿もれ・頻尿」足立よみうり 平成29年10月20日掲載

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