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2015-02-23
2015-04-18
2015-03-26
中医学での花粉症治療の基本は、外的刺激に対抗するバリアの力「衛気(えいき)を強くすることだと考えます。
この衛気を強化する代表的な処方が「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」です。屏風(びょうぶ)のように風を遮断する作用からこの処方名がつきました。アレルギー体質の根本的改善に使用することが多い処方です。衛気が強くなることで、花粉症に限らず、体力や免疫力も付き、かぜをひきにくくなったり、体温や発汗調節力が上がります。
また、更にくしゃみ鼻水がひどければ、桂枝湯(けいしとう)や小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を併せると効果的です。
鼻づまりや目のかゆみがあれば、鼻淵丸(びえんがん)や荊がい連翹湯(けいがいれんぎょうとう)もお勧めです。
また、ハーブティーでは、菊花茶、シジュウム茶、ミントティーもこの季節にはお勧め。
十分な睡眠と栄養をとり、お酒は控えめにね。
足立よみうり新聞 2015年03月20日号掲載
第7話 『花粉症に漢方』
春の風が鼻をくすぐる季節です。それは花粉の仕業かもしれません。中医学での花粉症治療の基本は、外的刺激に対抗するバリアの力「衛気(えいき)を強くすることだと考えます。
この衛気を強化する代表的な処方が「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」です。屏風(びょうぶ)のように風を遮断する作用からこの処方名がつきました。アレルギー体質の根本的改善に使用することが多い処方です。衛気が強くなることで、花粉症に限らず、体力や免疫力も付き、かぜをひきにくくなったり、体温や発汗調節力が上がります。
また、更にくしゃみ鼻水がひどければ、桂枝湯(けいしとう)や小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を併せると効果的です。
鼻づまりや目のかゆみがあれば、鼻淵丸(びえんがん)や荊がい連翹湯(けいがいれんぎょうとう)もお勧めです。
また、ハーブティーでは、菊花茶、シジュウム茶、ミントティーもこの季節にはお勧め。
十分な睡眠と栄養をとり、お酒は控えめにね。
足立よみうり新聞 2015年03月20日号掲載