漢方豆知識

第39話　『ワクチン無いなら板藍茶』

　今年は、インフルエンザワクチンの不足が深刻で、接種を希望しても医療機関に断られたという話をチラホラ聞きます。
　また、１回接種では抗体ができにくい１２歳以下の子どもは、通常２回接種するところ、今年はワクチンが足りないために、１回となっているようです。
　接種できない人が多く、子どもも1回接種となると、今年は例年以上にインフルエンザが流行してしまうかもしれません。
　そんなときの強い見方が板藍茶（ばんらんちゃ）です。板藍茶は、生薬の板藍根を飲みやすいエキスにしたもので、小さなお子さんも安心して飲めて、感染予防に役立ちます。
　お出かけ前後、電車の中、大事な試験や行事の前などには服用しておきたいです。
　それでもかかってしまった！という場合には、涼解楽（りょうかいらく）、麻黄湯（まおうとう）、大青竜湯（だいせいりゅうとう）、地竜（ぢりゅう）などの漢方薬をお勧めします。
　インフルエンザは板藍茶でまず予防、そしてかかってしまったら悪化させない対応が大切です。

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