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2015-11-21
2016-01-16
2015-12-19
といえば渡哲也ですが、クチナシの実は、栗きんとんの色付けに使うと、とてもきれいな黄金色に仕上がります。
天然の着色料や染料としても利用されていて、お菓子や加工食品の着色料としてよく見かけます。
また、やや恐ろしい話ですが、碁盤の脚はクチナシの実を模し、対局に口出ししたものは首を取られ、碁盤をひっくり返した窪みの上に生首を晒され、正に「死人に口無し(クチナシ)」を意味するのだとか・・・。
そんなクチナシの実ですが、生薬としてもとても便利で役立ちます。生薬名はサンシシ。
赤く、独特で凛とした香りを放ち、煎じて服用すると体の熱を冷まします。上焦(胸から上)、中焦(体幹部)、下焦(腰から下)、部位を選ばず全ての熱を清めるのが特徴。
二日酔いや口内炎に効く黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や、のぼせやイライラに効く加味逍遥散(かみしょうようさん)、皮膚炎に効く温清飲(うんせいいん)、膀胱炎やこしけに効く竜胆寫肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などに配合されています。
足立よみうり新聞 2015年12月18日号掲載
第16話 『クチナシの実』
♪クチナシの花の~といえば渡哲也ですが、クチナシの実は、栗きんとんの色付けに使うと、とてもきれいな黄金色に仕上がります。
天然の着色料や染料としても利用されていて、お菓子や加工食品の着色料としてよく見かけます。
また、やや恐ろしい話ですが、碁盤の脚はクチナシの実を模し、対局に口出ししたものは首を取られ、碁盤をひっくり返した窪みの上に生首を晒され、正に「死人に口無し(クチナシ)」を意味するのだとか・・・。
そんなクチナシの実ですが、生薬としてもとても便利で役立ちます。生薬名はサンシシ。
赤く、独特で凛とした香りを放ち、煎じて服用すると体の熱を冷まします。上焦(胸から上)、中焦(体幹部)、下焦(腰から下)、部位を選ばず全ての熱を清めるのが特徴。
二日酔いや口内炎に効く黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や、のぼせやイライラに効く加味逍遥散(かみしょうようさん)、皮膚炎に効く温清飲(うんせいいん)、膀胱炎やこしけに効く竜胆寫肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などに配合されています。
足立よみうり新聞 2015年12月18日号掲載