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2022-10-25
2022-12-20
2022-11-18
中医学にも眼科があり、このような、眼の外観から異常はみられないが、視力が急激に低下する状態を絡阻暴盲(らくそぼうもう)と呼びます。対策としての処方は、血栓の詰まりを改善して通りをよくする目的の活血化瘀通絡薬と出血やむくみを緩和するための止血消腫薬が中心となります。
冠元顆粒、血府逐瘀湯、廣禅顆粒、田七人参などが代表的でしょうか。
イライラやのぼせ、ほてりがあれば、ストレスを緩和し気を鎮める加味逍遙散や柴胡加竜骨牡蛎湯。足腰のだるさや疲れ、眼の乾きがあれば杞菊地黄丸。また老廃物の代謝・デトックス効果のある温胆湯や竜胆泻肝湯などを併せてゆくのも効果的です。
令和4年11月18日 足立よみうり掲載
第98話 『網膜静脈閉塞症』
網膜静脈閉塞症は目の静脈内に血栓が詰まり、眼底出血や網膜・黄斑の腫れ・むくみを引き起こす病気です。急な視力低下やかすみ、視野のゆがみ、視野の一部が黒っぽいといった症状があらわれることがあります。加齢、動脈硬化、糖尿病や高脂血症との関連もあるようです。中医学にも眼科があり、このような、眼の外観から異常はみられないが、視力が急激に低下する状態を絡阻暴盲(らくそぼうもう)と呼びます。対策としての処方は、血栓の詰まりを改善して通りをよくする目的の活血化瘀通絡薬と出血やむくみを緩和するための止血消腫薬が中心となります。
冠元顆粒、血府逐瘀湯、廣禅顆粒、田七人参などが代表的でしょうか。
イライラやのぼせ、ほてりがあれば、ストレスを緩和し気を鎮める加味逍遙散や柴胡加竜骨牡蛎湯。足腰のだるさや疲れ、眼の乾きがあれば杞菊地黄丸。また老廃物の代謝・デトックス効果のある温胆湯や竜胆泻肝湯などを併せてゆくのも効果的です。
令和4年11月18日 足立よみうり掲載