創業明治三十九年 仁生堂薬局 東京千住

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2019-01-09 

第52話 『咳』

2019-02-20

朱先生の特別コラム第一話「立春からの過ごし方と漢方薬」

第一話「立春からの過ごし方と漢方薬」

 今年2019年の旧正月2月4日から、2月18日までの期間は立春と呼びます。
立春は新しい年の一つ目の節分です。中医学では、この時期の養生は、体の陽気を養うこととされています。春は陽気が生発する季節で、春寒をさけ、陽気を保ちましょう。

 次は、立春後の衣食住と病気、漢方薬の話です。

衣:服装は「下厚上薄」、下半身を厚着、上半身が若干薄くしていいことです。

食:中医学の養生では、立春からは、甘い味の食べ物を増やして、脾胃の消化吸収力をよくします。甘い味の食物は、棗(なつめ)、蓮子(れんし、蓮の実)、牛肉など。老弱の方は、春の養生が必要ですビタミン、ミネナルが豊富、消化しやすい物、例えば、鶏、精肉、卵、新鮮野菜、果物を食べましょう。それらは、脾(胃腸)に元気を与え、消化力が上がります。

住:窓を開けて、空気をよく通します。昼間に優しい運動を取り入れましょう。
また、気血の巡りを良くするセンキュウや紅花、よもぎなどを使って、足湯や薬草お風呂をしましょう。



病気の話
「皇帝内経」には、「風者、百病之始」と言われます。
中医学では、ウイルスのように体の外から病気を引き起こす原因を外邪とよんでいます。外邪はその性質により、風邪・湿邪・暑邪・熱邪(火)・燥邪・寒邪の6種類に分類します。風邪は体表の毛孔の開きによって、体内に入ります。その時、寒邪、熱邪、湿邪
も一緒に入る場合があります。侵入の部位によって、発疹、花粉症、頭痛、関節痛などになってしまいます。
そのほか、立春後は喘息もよく起きます。呼吸器の感染、気管支痙攣以外は、花粉、ホコリ、ダニなどのアレルギー因子と関係があります。
また、春は体の肝陽が向上しやすくて、情緒が興奮勝ちですから、毎年立春後、精神科の患者さんが増えます。それは、天気の変化、低い気圧が、脳のホルモン分泌に影響
が与たり、情緒不安定になりやすく、人の認知、感情、行動、意志が異常になるからです。

症状毎の漢方薬

風寒かぜ~葛根湯             風熱かぜ~天津感冒片
頭痛~頂調顆粒              関節痛~風湿ソ筋丸・独活寄生丸
精神~柴胡加竜骨牡蠣湯          喘息~麻杏甘石湯・平喘顆粒
アレルギ-皮膚炎~十味敗毒湯       花粉症~小青竜湯




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