創業明治三十九年 仁生堂薬局 東京千住

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2020-04-11

第66話 『中医学の感染対策』

中医学の感染対策

中医学で考える感染対策は、まず自身の防衛力を高めることです。体の一番外側には「衛気」というバリアの役目をしている「気」があると考えます。衛気を強くすると皮膚や粘膜が丈夫になり、菌やウイルス、花粉、気圧の変化など、外的刺激に強くなります。
 そのための基本処方が玉屏風散(ぎょくへいふうさん)です。屏風のように外敵をシャットアウトすることから命名された処方です。
 それでも体に入ろうとするウイルスを直接攻撃してやっつけるのは清熱解毒薬です。清熱解毒薬にはたくさんの生薬がありますが、板藍根(ばんらんこん)、金銀花(きんぎんか)、蒲公英(ほこうえい)などが良く使用されています。板藍根はSARSコロナウイルスが流行したときに活躍した生薬としても知られています。
そして入ってきたものを体の外に追い出す治療には解表薬を使います。葛根湯や麻黄湯は寒気が強い時に使う解表薬です。のどの痛みや炎症が強ければ金羚感冒散(きんれいかんぼうさん)を使用します。
 自分でできる対策として、これくらいを揃えておくととても役立つと思います。

令和2年3月20日 足立よみうり掲載

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