創業明治三十九年 仁生堂薬局
生薬 漢方薬 各種取扱

東京薬草散歩

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2015-05-30

第4回 仁生堂薬局のある街 千住

5月下旬、打合せのため、仁生堂薬局様を訪れました。
せっかくですから、ちょっと早目に着いて薬草散歩を。というわけで当コーナーも千住の街へ大進出です。

来た、千住(^^;


ここは北千住駅西口。さすが北千住、建物いっぱい。ぱっと見、街路樹以外の緑は僅か。多摩とはだいぶ事情が違いそうです…。
果たして薬草は見つかるでしょうか?

駅周辺の表通りは綺麗に整備されており、雑草は街路樹の下にカタバミなどが申し訳程度に…ちょっと難易度高そうです。
ですが、千住の街には数多の裏路地・細路地がございます。そういう場所なら、何か見つかるかもしれません。

細路地ワールド&チドメグサ


ほら、ありました。一瞬ゼニゴケかと思いましたが、チドメグサです。
従来はセリ科、最近ではウコギ科に分類されています。
葉の汁に止血の効果があるというのが名前の由来で、古くは民間で外用薬に用いたようです。
とはいえ場所が場所ですし、怪我した時にコレを使うのは、ちょっと勇気が要りそうですね…今は薬局に良い製品がありますからね。

意外な薬草を発見してテンションUPです。もう少し歩いちゃいましょう。

あだち産業センター。お、看板の足許の草はジャノヒゲ(生薬名:バクモンドウ)ではありませんか。
日本薬局方ではユリ科、最近の植物図鑑では記事書くしか…もとい、キジカクシ科とされている植物です。

普通に葉の長いジャノヒゲ


常緑のコンパクトな多年草で、日陰でも大丈夫なので、ちょっとした植え込みや下草に重宝されます。
植え込みには普通はタマリュウ(玉竜)という葉の短い(せいぜい10cm)の矮性品種を使いますが、タマリュウはバクモンドウになる根の膨大部があんまり出来ないみたいです。
でも、ここのジャノヒゲは葉の長さから推察するに、山林に自生するタイプのジャノヒゲと思われます。ちょっと意外です。きっと土の中にはバクモンドウが…
葉っぱをかき分けたら青いタネがついてました(右上円内)。よく似たヒメヤブランはタネが黒。これは青いのでジャノヒゲで間違いなしです。
ご参考までに、右下円内が、バクモンドウとして用いられる根の膨大部。(ここのジャノヒゲをほじくった訳じゃないですよ!)

さて、打合せを終えて、薬草散歩の話を阿部佐知子さんとしておりましたら、「この薬局の横にもドクダミ咲いてるよ」と教えていただきました。
というわけで締めくくりは、仁生堂薬局本店向かって左側のドクダミ(ドクダミ科)の花です。

ドクダミ開花中!


生薬名はジュウヤク。日本三大民間薬といえばドクダミ・ゲンノショウコ・センブリ(とされることが多い)。いずれも日本薬局方に収載された、れっきとした「くすり」です。
ドクダミはあまりにも普通に生えるので、これまでの当コーナーでは割愛してばかりでした…。
しかしちょうどドクダミの花咲く季節、紹介するなら今でしょ、というわけで。
4弁の花って引き締まった印象で好きです。細かいこと言えばドクダミに花弁は無く、白いのは総苞ですが、美しさには変わりない。笑

今回は今までで一番の都市部でしたが、探せばちゃんとあるものですね。

それではごきげんよう!

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